
かつて、東京自由が丘にあった
インテリアショップ Time & Style
栃木県那須黒磯の1988 CAEE SHOZO 千葉県長生郡にある美術館 as it is
そこにただ身を置きたいという思いに駆られて そのためだけに何度も訪ねた場所
一歩足を踏み入れると
流れている空気にすーっと一瞬にして包まれていく その感覚は今も鮮明に記憶している
差し込む立体的な光と端正な家具
的確な振る舞いの店員と磨き抜かれたドアノブ
生活の跡が残る古道具と土壁の質感
空間を織りなす、そうした一つ一つのものが
程よく調和しているときに
なんとも言えない心地よさを憶える
日常を過ごす「住まい」でも
そんな心地よさを少しでも感じていたいと思い
頻繁に家具の配置を入れ替えたり
季節や天候に応じて置くモノを変えたり
増えすぎたものを手放したりしている
1988 CAEE SHOZOを営む
菊地省三氏の言葉が響く
「例えば花瓶か何か置いてあるでしょう。
窓を開けて、ちょっと置き直してみる。
風が通るっていうのかな、少し置き直すだけで、
物が生き生きとしてくるんですよね。
やっぱり風が通る場所じゃないと、
いい店をつくるのも難しいんだよね」
※TOKYO VOICE WEB 「コーヒーが好きで始めたわけじゃない コーヒーがある風景が好きだっただけ」より